公式マニュアル · 用語一覧

Shadowrocket
用語集

英語表記から用語を探し、使われている場所に応じて意味を確認してください。このページでは用語を5つに分類し、全32項目を解説します。特に画面の選択肢Proxyと、ルールのポリシーPROXYの違いに注意してください。

画面表示は英語表記のまま ルールは上から順に照合 まずルーティング方式を確認

01 / INTERFACE

画面表示とスイッチ

同じ用語でも、タブ、ルーティングの選択肢、ルール本文のいずれに表示されるかで意味が異なる場合があります。表示位置を確認してから、制御する範囲を判断してください。

画面表示とスイッチ

Home

登録済みの接続項目と接続スイッチを確認する画面で、接続を開始する前にまず確認する場所です。項目が一覧に表示されているのは情報が保存されていることを示すだけで、認証成功やネットワークトンネルの確立を意味しません。現在選択されている項目と接続状態も確認してください。

画面表示とスイッチ

Global Routing

全体のルーティング方式を決めます。主な選択肢はConfig、Proxy、Directで、それぞれ構成に従う処理、プロキシ経由、直接接続を表します。カスタムルールが想定どおりに動作しない場合は、まずConfigが選択されているか確認してください。ルールを何度も書き換えるのは避けましょう。

画面表示とスイッチ

Config

画面名としては構成ファイルの管理場所を指します。Global Routingの選択肢としては、現在の構成に従って通信を処理することを表します。構成を保存することと、その構成を有効にすることは別の操作です。問題を調べる際は、ファイルの内容、現在の選択状態、全体のルーティング方式をそれぞれ確認してください。

画面表示とスイッチ

Proxy

Global Routingではプロキシ方式を表し、リクエストを対応するプロキシ経路で処理します。ルール内の大文字のPROXYとは設定階層が異なります。この項目を選択しても、サーバーアドレス、パスワード、証明書の設定ミスは解消されません。

画面表示とスイッチ

Direct

Global Routingでは直接接続方式を表し、接続先へリクエストを直接送ります。現在のネットワークからのアクセス状況を比較する際に使えますが、直接接続もローカルネットワーク、DNS、接続先サービスの状態に左右されます。すべての接続先に必ずアクセスできるわけではありません。

画面表示とスイッチ

On Demand

設定した条件に応じて接続動作を実行します。確認する条件には、ネットワークの種類、指定したWi-Fi、ドメインなどがあります。有効にした後に自動接続や切断が発生する場合は、まず条件に一致しているか確認してください。手動スイッチだけを見ていると、オンデマンド動作を接続異常と誤認することがあります。

画面表示とスイッチ

Data

アプリ内に記録された通信量や接続情報を確認し、リクエストが発生したかを判断する際に役立ちます。集計範囲と記録期間は現在の画面で確認してください。サービス提供元の利用明細として扱ったり、残りの利用可能量を推測したりすることはできません。

画面表示とスイッチ

Settings

アプリ全体の設定をまとめて確認する場所です。個別のサーバー項目を編集する画面とは役割が異なります。問題を調べるときは現在の値を記録し、一度に一項目だけ変更して、同じ接続先で再テストしてください。複数の設定を同時に変えると、問題の原因や元に戻す手順が分かりにくくなります。

02 / PROTOCOLS

プロトコル名

プロトコル名は通信方式を表すもので、サービス品質を示すものではありません。以下では技術的な意味のみを説明します。パラメーターは自分が利用するサーバーの指定に合わせてください。名前を変更するだけでプロトコルを切り替えることはできません。

プロトコル名

Shadowsocks

プロキシプロトコルの一種です。通常、サーバーアドレス、ポート、パスワード、暗号化方式などが必要です。暗号化方式はプロトコルパラメーターの一部なので、名称が似ているだけで置き換えないでください。アドレスを解決できても接続できない場合は、ポート、認証、サーバー側の状態も確認してください。

プロトコル名

VMess

認証機能を備えたプロキシプロトコルです。接続には、通信方式やTLSの設定も関わることがあります。読み込み後は、ID、通信方式、パス、サーバー名などの対応する項目を確認してください。プロトコルがVMessになっているだけでは、必要なパラメーターがすべて揃っているとは限りません。

プロトコル名

VLESS

プロキシプロトコルの一種です。サーバー側の指定に従って、ID、通信方式、セキュリティ関連のパラメーターを設定してください。VMessと任意に置き換えられる名称ではありません。同じアドレスで複数の接続方式が提供されている場合は、それぞれに対応するパラメーター一式を使ってください。

プロトコル名

Trojan

通常TLSと組み合わせて使うプロキシプロトコルです。パスワード、ポート、サーバー名などを確認してください。接続先のIPアドレスとTLS検証に使う名前は、異なる役割を持つことがあります。証明書エラーが発生した場合は、検証を無効にするのではなく、名前と証明書の有効性を確認してください。

プロトコル名

Hysteria2

QUICベースのプロキシプロトコルです。接続状況は、利用中のネットワークでUDPが使えるかどうかに左右されます。アドレスと認証に加えて、TLS関連のパラメーターがサーバーの指定と一致しているか確認してください。あるネットワークで失敗しただけでは、サーバー情報が無効になったとは判断できません。

プロトコル名

WireGuard

鍵ペアを使うトンネルプロトコルです。鍵、エンドポイントアドレス、トンネルアドレス、ルーティング範囲などの項目は、それぞれ役割が異なります。秘密鍵は機密情報です。公開のトラブル相談に貼り付けないでください。読み込み後は既存の設定と各項目を照合し、公開鍵と秘密鍵を入れ替えて試さないでください。

03 / RULES

ルールキーワードとポリシー

ルールでは、まず条件に一致するかを判定し、その後に該当した場合のポリシーを適用します。通常は上から順に照合し、一致するとそこで処理を終えるため、具体的な条件を広い条件より前に置いてください。

DOMAIN,example.com,DIRECT
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
DOMAIN-KEYWORD,ads,REJECT
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT
FINAL,PROXY

ルールキーワードとポリシー

DOMAIN

ドメイン名全体に一致します。例:DOMAIN,example.com,DIRECT。www.example.comなどのサブドメインは自動的に対象になりません。ドメインとそのサブドメインを対象にする場合は、必要な範囲を明確にしてから、サフィックス一致の利用を検討してください。

ルールキーワードとポリシー

DOMAIN-SUFFIX

指定したドメインとそのサブドメインに一致します。例:DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY。ドメイン境界を考慮したサフィックス一致であり、任意の文字列を含むかどうかの判定ではありません。より具体的なDOMAINルールより前に置くと、後者が一致する機会を失う場合があります。

ルールキーワードとポリシー

DOMAIN-KEYWORD

ドメイン名に含まれるキーワードに基づいて一致を判定します。通常、ドメイン名全体を指定するルールより広い範囲に適用されます。たとえば、キーワードadsは用途の異なる複数のドメインに含まれることがあります。キーワードだけでリクエストの用途を決めつけず、拒否ポリシーを使う前に実際の一致先を確認してください。

ルールキーワードとポリシー

IP-CIDR

CIDR形式で表したIPv4アドレス範囲に一致します。例:192.168.0.0/16。スラッシュ以降の数字はネットワークプレフィックス長で、ポート番号ではありません。対象の実際のアドレスが範囲内かを確認し、IP条件と、それ以前に一致したドメイン条件を区別してください。

ルールキーワードとポリシー

IP-CIDR6

CIDR形式で表したIPv6アドレス範囲に一致します。例として、文書用アドレス範囲2001:db8::/32があります。IPv4とIPv6では対象となるアドレス範囲が異なります。同じドメインから異なる種類のアドレスが返される場合、既存のIPv4ルールがIPv6のリクエストも対象にすると決めつけないでください。

ルールキーワードとポリシー

GEOIP

ドメイン名の文字列ではなく、IPジオロケーションデータベースの分類結果に基づいて一致を判定します。結果は名前解決後のIPアドレスとデータベースの記録に左右され、ユーザーの正確な位置を確認する用途には使えません。想定外のルール一致を調べる際は、まず実際の接続先IPを確認してください。

ルールキーワードとポリシー

FINAL

ルールの末尾に置き、それ以前のルールに一致しなかった場合の処理を決めるフォールバック項目です。例:FINAL,PROXY。すでに一致したルールを上書きするものではなく、必ずプロキシを使うための固定記述でもありません。フォールバックの動作を確認する際は、それ以前のルールの順序も確認してください。

ルールキーワードとポリシー

PROXY / DIRECT / REJECT

ルールで使うポリシーキーワードです。PROXYはプロキシ経由、DIRECTは直接接続、REJECTはリクエスト拒否を表します。条件は「どのリクエストか」、ポリシーは「どう処理するか」を指定します。プロキシリクエストが最終的にどの出口を使うかは、現在の選択内容と構成内のポリシーとの関係も確認してください。

詳しく読む:ルールの順序とFINALのフォールバック →

04 / IMPORT

サブスクリプションと構成ファイル

接続項目、サブスクリプションの取得元、ルール構成は、それぞれ別のものです。利用中のサービス情報が接続パラメーターを決め、現在の構成が通信の処理方法を決めます。

サブスクリプションと構成ファイル

Subscribe

サブスクリプションの読み込みと更新に関する画面表示です。利用するには、自分のサブスクリプションURLが必要です。更新は取得元のデータを読み直す操作で、あらゆる接続問題を解決するものではありません。失敗した場合は、URLが有効か、現在のネットワークに問題がないか、返された内容がアプリ対応形式かを分けて確認してください。

サブスクリプションと構成ファイル

サーバー情報

接続先のエンドポイントを指定するパラメーター群です。通常、アドレス、ポート、プロトコル、認証情報のほか、通信方式やTLS設定が含まれる場合もあります。手動で入力するには、通常Add Serverを開きます。サーバー名やアドレスだけでは接続できません。必要な項目は利用するサービス提供元に確認してください。

サブスクリプションと構成ファイル

構成ファイル

ルールや関連する処理設定をまとめるもので、主に接続項目を提供するサブスクリプションとは役割が異なります。新しいファイルを読み込んだ後は、現在どのファイルが有効か、既存のカスタムルールが残っているかを確認してください。変更前に元のファイルを保存しておくと、比較や復元に役立ちます。

サブスクリプションと構成ファイル

Scan QR Code

QRコードを読み取って内容を読み込む画面です。QRコードには、単一の接続項目やその他の対応情報が含まれる場合があります。読み取りに成功しても、内容を取得できたことを示すだけです。プロトコルと各項目が揃っているか確認してください。認証情報を含むQRコードは機密情報として扱い、公開の相談に掲載しないでください。

サブスクリプションと構成ファイル

Import from Cloud JSON

対応するJSONデータを読み込む画面です。利用できるかどうかは、データの入手元とアプリが対応するデータ構造によって異なります。QRコードの読み取りやサーバー情報の個別入力とは別の手順で、iCloud同期とも異なります。読み込み後は、追加された項目と各フィールドを確認してください。

読み込みから初回接続まで順番に進める →

05 / SYSTEM

システムと権限

システムの許可、ドメイン名の解決、接続テスト、購入履歴は、それぞれ異なる問題を解決します。システム要件はApp Storeの掲載内容を確認してください。用語の名称だけから互換性を推測しないでください。

システムと権限

DNS

ドメイン名をIPアドレスなどに変換する、アクセスに欠かせない仕組みです。サーバー自体のドメイン名と、最終的な接続先のドメイン名の両方で名前解決が行われる場合があります。アクセスできない場合は、名前解決の失敗、返されたアドレスの異常、アドレスへの接続後の失敗を分けて確認してください。すべてを同じタイムアウトとして扱わないようにしましょう。

システムと権限

VPN構成

Appleのシステムがアプリのネットワークトンネルを管理するために必要な構成です。初回接続時に追加を許可するよう求められる場合があります。システムの許可が完了しても、リモート側の認証成功や、すべてのリクエストがプロキシ経由になることを意味しません。実際の経路はGlobal Routingと現在の構成によって決まります。

システムと権限

Connectivity Test

指定したテスト先への接続性を確認する診断機能です。結果は、現在のテスト方法と合わせて判断してください。一度テストに成功しても、すべてのWebサイトにアクセスできるとは限りません。テスト時間は継続的な通信速度を示すものでもありません。結果を比較する際は、ネットワーク、接続先、テスト条件を揃えてください。

システムと権限

iCloud同期

iCloudを使ってデバイス間でデータを同期する仕組みです。同期範囲はアプリで現在選択できる項目を確認してください。デバイス全体のバックアップや、App Storeの購入履歴の復元とは異なります。機種変更後は、構成、接続項目、システムのVPN許可をそれぞれ確認してください。

システムと権限

購入済み項目

App Storeで、現在の購入アカウントに紐づく購入履歴を確認し、アプリを再取得するための画面です。アプリを再取得する手順と、ユーザー構成を復元する手順は異なります。デバイスの互換性、ユニバーサル購入の対象かどうか、ファミリー共有の適用可否は、App Storeの掲載内容を確認してください。